リクルート「SUUMOジャーナル」、LRTがよく分かる記事を掲載

「SUUMOジャーナル」が、宇都宮市と芳賀町が導入するLRTについて分かりやすく紹介する記事を掲載しました。

詳しくはこちら→ SUUMOジャーナル 2016年11月16日報道

記事では、公共交通を新規に整備するとき、導入コストや輸送力が低い順に、「バス<BRT(バス高速輸送システム)<LRT(軽量軌道交通)<モノレール<鉄道」の順に検討することを紹介しています。
宇都宮の東西基幹交通については、このような検討に加えて、環境負荷の観点、バリアフリーの観点なども加味して、LRTの導入を決めています。
もし同じルートをモノレールで整備するとしたら、LRTで整備するより3~5倍の事業費がかかってしまうことも紹介しています。

宇都宮市と芳賀町を結ぶLRTは、全体区間として具体的に検討しているのは約18kmの区間です(このほか、東西両方向への「将来延伸検討区間」もあります)。
この内、JR宇都宮駅東口から本田技研北門までの東側区間を「優先整備区間」として2019年末に開業する計画です。
使用する車両は、3車体連接で編成長30m級の電車(輸送力232人)を予定していて、通勤通学の時間帯は6分間隔、それ以外の時間帯は10分間隔で運行します。
初乗り運賃は150円で、終点まで乗り通しても運賃は400円です。
運行時間帯は、6時台から23時台(新幹線の始発列車と終列車に間に合う時間帯)を検討しています。

LRT開業への期待は高まっていて、宇都宮テクノポリスセンター地区では住宅分譲の契約速度が上がっているほか、LRT開業で今後も人口増加傾向が続く見通しのため、同地区に小学校を新設することになりました。
また、LRT沿線で住宅を新築したいという問い合わせや、退職後に大都市圏から宇都宮に移住を考えている人から沿線の情報についての問い合わせも増えているようです。