さいたま市は、さいたま新都心~浦和美園の間をLRTやBRTなど軌道系公共交通機関で結ぶ検討を進めます。
詳しくはこちら→ 日本経済新聞 2016年2月9日報道
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JRさいたま新都心駅に隣接する「さいたまスーパーアリーナ」と、埼玉高速鉄道の終着駅・浦和美園駅から徒歩15分の「埼玉スタジアム」は、2020年に開催される「東京オリンピック・パラリンピック」の競技会場になっています。
既存の鉄道を利用して両会場を行き来すると大きく迂回するルートになり、両会場を結ぶ交通手段の確保は大きな課題です。
このため、従来から検討されてきたLRT(軽量軌道交通)に加えて、大会中の会場間の交通手段としてBRT(バス高速輸送システム)の実現可能性も探る方針です。
さいたま市は、以前からさいたま新都心~浦和美園の間を結ぶ「東西交通大宮ルート」をLRT(軽量軌道交通)で整備することを検討していて、2000年には国の運輸政策審議会で「今後整備について検討すべき路線」の一つとして位置付けられていました。
国の交通政策審議会は、今年度(2015年度)中に鉄道整備の優先度を示す答申を15ぶりにまとめる見通しで、同市は引き続きLRTの整備を検討します。
2月8日の市議会で、清水勇人市長は「東西交通大宮ルートはLRTなどコンパクトな交通システムが有効で、LRTを前提に検討する」と答弁しています。