湿地の生態系保全が目的の「ラムサール条約」登録地で、一般車両の乗り入れが禁止されている奥日光を走る低公害バスが、今季の運行を開始しました。
戦場ケ原と中禅寺湖西岸を結ぶ市道1002号線は、沿線の自然環境保全を目的として1993年から一般車両の通行が禁止されました。
マイカーによる乗り入れが禁止された代替措置として、環境負荷が少ない低公害バス(当初はディーゼルハイブリッドバス1台と電気バス1台)の運行を開始しました。
低公害バスは、赤沼車庫から千手ケ浜まで、約10キロを往復しています。
現在は、ディーゼルハイブリッドバス「わたすげ号」「のあざみ号」「しらかば号」の3台体制で運行していて、2014年は約92,000人が利用しています。
低公害バスの運賃は、片道大人300円、子ども(小学生)150円で、市道内では乗り降り自由です。
詳しくは、「日光自然博物館」(電話・0288-55-0880)までお問い合わせください。