宇都宮市は、JR宇都宮駅西口と今宮地区を結ぶバス路線新設に向けた社会実験として、2015年2月27日から2016年3月31日まで「今宮線」を運行します。
詳しくはこちら→ 関東自動車 2015年2月24日公開
詳しくはこちら→ 宇都宮市 2015年2月26日公開
今宮地区は、JR宇都宮線と東武宇都宮線に挟まれたエリアにあって、滑走路があって南北に長い陸上自衛隊「北宇都宮駐屯地」の西側に位置します。
今宮地区の南側には「栃木県総合運動公園」と「とちのきファミリーランド」、西側には旧「宇都宮競馬場」があります。
宇都宮市が2012年2月に実施したアンケートの結果、今宮地区の住民が目的地と挙げたのはJR宇都宮駅への通勤・通学が最多であったことから、陽南・陽光地区などの公共交通空白地域を効率的に巡りつつ、今宮地区からJR宇都宮駅に向かう速達性が高い公共交通を整備することが検討されました。
検討の結果、JR宇都宮駅西口を起終点として、「旭陵通り」をノンストップで通過し、陽南・陽光地区などの住宅地や病院などを最短コースで結ぶ「今宮線」の社会実験が決まりました。
運賃は160~400円で、今宮地区から宇都宮駅西口までの運賃は400円です。所要時間は片道30分程度、平日は6~21時台に19便(朝夕は約30分ごと、日中は約60分ごと)、休日は7~20時台に12便(約60分ごと)の運行です。
運行会社は関東自動車(関東バス)です。
バスカード、高齢者専用バスカードが利用できます。
通勤定期券は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の3種類、通学定期券は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の4種類を発売します。
「今宮線」はJR宇都宮駅西口に直行するため、東武宇都宮駅や大通りは通りません。
このため、東武宇都宮駅や大通りに向かう利用者のため、JR宇都宮駅で「今宮線」のバスを降車する場合に限って、東武宇都宮駅方面への乗り継ぎに利用できる「無料乗継券」を発行します。
また、近接するバス路線「江曽島線」との関係について、運行ダイヤに応じた路線を選んだり、両路線が重複する区間での乗り換えが可能になる提起券の共通化も検討していく方針です。
なお、運行開始を記念して、本日(2月27日)14:20から「陽光地域コミュニティセンター」で運行開始式が行われます。