スポーツ用品店大手の「ゼビオ」は、LRT計画の進展を好材料と判断し、宇都宮市に本社機能を全面移転することに決め、JR宇都宮駅西口の工場跡地を候補地として取得しました。
詳しくはこちら→ 読売新聞 2014年9月22日報道
「ゼビオ」は、「アルペン」と業界トップを競うスポーツ用品販売の大手企業です。
グループ従業員者数は1,898人(2014年3月末時点)、国内外で約600店舗を展開していて、2015年3月期連結決算の売上高は2,200億円を見込んでいます。
スポーツ用品店大手の「ゼビオ」は、LRT計画の進展を好材料と判断し、宇都宮市に本社機能を全面移転することに決め、JR宇都宮駅西口の工場跡地を候補地として取得しました。... http://t.co/aJfRwo9IBS
— 雷都レールとちぎ (@t_lrt) 2014, 9月 22
このたび同社が取得したのは、JR宇都宮駅西口にある「日清製粉」の工場跡地(宇都宮市今泉)で、駅から徒歩2分程度、面積は約10,000平方メートルです。
同社は芳賀町と宇都宮市が共同整備するLRT(軽量軌道交通)計画の進展を新たな拠点構築の好材料と判断して、今回取得した工場跡地か、駅東口側のLRT沿線に進出する方向で検討しています。
工場跡地の土地活用については宇都宮市とも協議して、同社としてはJR宇都宮駅の東西を結ぶLRT拠点などとして提案する模様です。
同社は、スポーツ用品販売を主な事業としながら、医療や健康分野、教育、研究にも進出しています。
芳賀・宇都宮LRTの沿線には、宇都宮清原球場、県グリーンスタジアム、大学などがあるため、LRT開業後は同社の関連施設を沿線に集積したい考えです。
大手流通企業が本社機能を宇都宮市に移転するという判断をしたことは、LRT導入効果が目に見えて明らかになった好例といえます。
このことは、LRT事業の推進に大きく寄与することはもちろん、宇都宮市内にとどまらず栃木県内の経済活性化にも寄与することが期待されます。