JR東日本は、線路敷設工事が完了した宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線と結ぶ「東北縦貫線(愛称・上野東京ライン)」を報道各社に公開しました。
詳しくはこちら→ 下野新聞 2014年7月13日報道
「東北縦貫線(愛称・上野東京ライン)」は、東北・上越新幹線の東京延伸工事の際、新幹線の線路を設置するためのスペースを確保するために撤去していた在来線の線路を改めて接続したものです。
上野駅から東京駅まで全長3.8km、総工費は約400億円。途中駅は設けません。
JR東日本は、線路敷設工事が完了した宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線と結ぶ「東北縦貫線(愛称・上野東京ライン)」を報道各社に公開しました。 http://t.co/5S1uvJJa3i 今月下旬に試運転を開始して、2014年度末(2015年春)に運行開始の予定です。
— 雷都レールとちぎ (@t_lrt) 2014, 7月 13
秋葉原駅~神田駅付近は、新たに線路を建設するスペースがないため、新幹線の高架線路の上に新たな高架線路を建設して重層化しています。
開業後は、宇都宮線、高崎線、常磐線の3路線の列車の一部が東京駅方面に直通することになります。
上野駅と東京駅の間は、山手線と京浜東北線の混雑がひどいことで知られています。
上野駅と東京駅を直結する東北縦貫線が開業すると、途中の御徒町駅、秋葉原駅、神田駅に用がある乗客と、この区間を通過する乗客を分離することができますので、混雑の緩和が期待できます。
宇都宮や小山など、栃木県内と都心の行き来が便利になります。
都心側が便利になるだけではなく、LRT整備とバスネットワークの再編や拡充など、栃木県側の公共交通ネットワークの高度化も重要だといえます。