小山市、貨物線「高岳専用線」のLRT化検討を含む協議会設置へ

小山市は、JR小山駅と「高岳製作所」を結ぶ貨物線「高岳専用線」の新交通システム(LRT)導入を含む市内の公共交通全体のあり方を考えるため、2014年度内に協議会を設置する方針を決めました。

詳しくはこちら→ 下野新聞 2014年1月30日報道

「高岳専用線」は、JR小山駅から同市中久喜地区にある「高岳製作所」を結ぶ、総延長約4.7kmの貨物専用線です。
線路幅(軌間)は、JR宇都宮線や東武宇都宮線などと同じ「1,067mmゲージ」の路線です。
年間10回程度、「高岳製作所」で製造した大型変圧器を運び出すため、ディーゼル機関車に牽かれた専用の大型貨車が走っていますが、普段はほとんど利用されていません。

「高岳専用線」の沿線には、「富士通」小山工場、「東京鋼鐵」小山工場、「古河スカイ」小山工場、住宅地「中久喜」地区、「イオン」小山店、「イオンモール小山」、「小山工業高等専門学校(小山高専)」、「高岳製作所」小山工場などがあります。

同線の旅客転用については、かなり以前から構想はありましたが、具体的な進展はありませんでした。
2013年4月30日、小山市は「新交通システムの導入に向けた勉強会」を設置して、3か月に一度程度の会合を行ってきました。

今後、公共交通機関を軸としたまちづくりの施策を一体的に行う「都市・地域総合交通戦略」の策定を目指して、協議会での検討を進めることになります。
 協議会のメンバーは、地元住民や「高岳製作所」の関係者、学識経験者、交通事業者などを想定しています。