宇都宮市は、2015年度から5カ年間に渡るまちづくりの具体策を盛り込む「宇都宮市中心市街地活性化基本計画」を2014年12月までに策定します。
詳しくはこちら→ 下野新聞 2014年1月27日報道
宇都宮市では現在、2010年度からの5カ年間を期間とした現行計画が進行中です。
現行計画は、JR宇都宮駅東口からユニオン通りにかけての地域(約168ヘクタール)が対象で、
(1)再開発や土地区画整理事業などによる市街地の整備改善
(2)空き店舗の活用や商店街の支援など商業の活性化
(3)「宮サイクルステーション」整備など、公共交通の利便性向上
など、5分野、37事業を実施しています。
その結果、2013年の中心部の歩行通行量(休日)は前回調査より10.4%増加したほか、中心部の居住人口は2013年9月時点で8,101人(4年前は7,966人)になるなど、着実に成果が上がってきました。
しかし、まだまだ空き店舗が目立ったり、事業所の減少が続いていることから、市はさらなる活性化が必要だと判断して、新たな基本計画の策定を行うことになりました。
新たな基本計画策定に向けて、2013年末から4,000人の市民を対象とした大がかりなアンケートを実施しました。
アンケートでは、中心市街地の利用状況や、中心市街地にどのような機能を求めているかなどの意見を調査。
2月からは、市役所の関係部署で組織する「活性化推進委員会」と、官民共同の「活性化協議会」が並行して検討を重ねて、2014年内の基本計画策定を目指します。
今、日本各地の主要都市では、中心市街地での「歩くまちづくり」、「歩けるまちづくり」が進められています。
公共交通と自転車、徒歩で快適に移動できるまちづくりによって、過度なクルマ依存を改めて、都市環境を改善して、健康的なライフスタイルを実現することで、持続可能なまちに変えていこうという考え方が広まりつつあります。