宇都宮市長、LRT「2016年度ごろ着工」を

宇都宮市の佐藤栄一市長は、2013年11月27日（木）の定例記者会見で、LRTについて「2016年度（平成28年度）ぐらいには着工できればと考えている」という考えを明らかにしました。

下野新聞　2013年11月28日報道

宇都宮市が東西基幹交通として導入するLRTは、まずJR宇都宮駅から宇都宮テクノポリスセンター周辺までの約12kmを先行整備区間として整備することが決まりました。
JR宇都宮駅から西側についても、導入に向けた検討を進めていく方針です。

宇都宮市が当面の方針を決定したことで、同市に隣接する芳賀町からLRT延伸について正式な要望が行われ、宇都宮市は芳賀町とともに「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」を設立して、LRT事業化に向けた具体的な議論や検討を始めています。

芳賀町からの正式要望を反映した結果、現在の先行整備区間は、JR宇都宮駅から芳賀工業団地付近までの約15kmとなっています。

11月27日（木）の定例記者会見で、宇都宮市の佐藤市長は、導入効果を考えると時間を掛けてじっくり進める事業ではなく、スピーディーに対応していく考えも明らかにしました。

＜雷都レールとちぎからひとこと＞
参考までに、15km程度のLRTを新設する場合、海外の導入事例では着工からおおむね2～3年程度で開業しています。